社会調査法

社会調査法とは、もちろん、社会調査に関する法律のことではない――昔ある公民館の図書室に行ったところ、法律の棚に社会調査法の本が置いてあった。社会調査の「方法」である。 社会学の中で、社会学方法論(Sociological Methodology)という分野名が使われることがあり、社会学科の学生は、そのように捉えても差し支えない。しかし、社会調査は社会学の専有物ではなく、様々な分野でデータを収集するために、あるいは実践的な目的のために行なわれているものである。なお、社会調査法は、単にデータを収集する方法ではなく、調査テーマを考えることから、集められたデータを分析することまでを含む。

講義の内容は次の項 目を予定している。(1)「関係をどのように把握するか」、(2)「社会調査と誤差の問題」、(3)「調査票の作り方」、(4)「ワーディング」、(5)「標本抽出法」、(6)「エラボレーションあるいは多変量解析」。

社会調査をおこなう上で必要な様々な資料やツールについては、社会調査実習室へ。